覚悟

いつからだろう


俺が委員会に力を注ぎ始めたのは


それがいつだったかはわからないけど


あのコトバを聞いてからなのは確かだ


俺は人が予め用意した道に沿って歩むのは好きじゃない


それが人生を示すためならまだしも


大学の委員会くらい生徒にやらせろよ


顧問は生徒の”やる気”をサポートするためにいるんだよ


生徒の企画を潰し


本来あるべき道に修正するだけが顧問とは


いえない


俺らの邪魔をするなら俺は邪魔するやつをのめすまで


だって


そうじゃん


三ヵ年計画に基づくことを１年かけてやる意味がわからない


むしろ三ヵ年計画に載っていない企画はやらないっていうその腐れ精神が更に苛立てさせられる


昨日、部会長に溜まっていたものをすべて？９割くらい吐き出した


部会長は自分とレベルを見比べて


上の奴らにはとことん腰が低い


そんなのやつの言われるままだと思う


そんなんじゃ、いつまで経っても


皆を導けないし、俺らがやりたいことを


一つもできないことになるし


もっと粘れよ


…とか、よく覚えてないけど


いろいろ言った


そしたら「俺にはそんなスキルないし、急に言われても無理だよ！」


とかいろいろ言ってきた


なんか、総てにおいて捉らえかたが違うのか


言っても的外れな答えばかりが反ってくる


他の部会の活動に障害がでるだの


みんなが、みんなで、だの


俺一人の方が楽だの


なんのための４部会だし


一度にいろいろなことが同時進行できるのに


週一でみんなで…とか４部会制度の利点を掴みとれてさえいない


しかも、その週一の活動日の成果は亀の如く


もっと効率よくできる


って言っても


無理とか…


言いやがる


羅生門じゃないけど


つくづく精神的向上心のないやつは馬鹿だって思った


自分を俯瞰出来ているのにそれを正そうとしない


そんな、甘ちゃんには正直、ついていけない


俺は


俺は、何がなんでもやってやる


土台部分は俺がやる


芽を出したらみんなでやろう


そのためには


腐れ精神を潰す他にない


三ヵ年計画の一部分として俺らがいるんじゃ


俺らが委員会にいる意志が意味を成さない


教授にとっての３年と俺らにとっての３年は


価値が違うのだから比べる対象になり得ないのだから


委員会にいる限り、この学校でやってきたことを胸張りたいと思うのが


自然の摂理


俺はあいつとは違う


１年がこの三ヵ年計画をどう捉らえるかは知らないけど


俺としては


委員会も


サークルも


大学生活も


せめて１年のうちは愉しくやって欲しい


だから三ヵ年計画なんて


しょい込むものじゃないと思うし


１ヵ月あれば終わるんだから


終わらせたい


むしろ終わらせてやる


それが険しき道でも


自分を犠牲にしたとしても












それを覚悟というんだ